内観を知っていただくために。
初めて内観をお考えの方へ、よくあるQ&Aコーナーです。
内観Q&A
内観は宗教ですか?
もともとは浄土真宗の一派に伝わる「身調べ」という求道法から発展しましたが、苦行や宗教色を取り除き、誰にでもできるような形にした精神修養法であり自己探求法であり、心理療法です。
他の参加者と交流はありますか?
内観に集中するために、面接者以外との会話は禁じられています。他に読書、筆記、テレビ、音楽、携帯電話、メール、パソコンなども禁止されており、一切の刺激を遮断して集中します。
どんな人が参加しますか?
学生からお年寄りまで、男女を問わず参加されます。ただし、高校生までは保護者同行の参加となりますが、その場合研修期間中は別々の部屋で内観し、会話をすることはできません。
また、社員研修や大学等のゼミ研修でも、利用されています。
内観面接者は?
1時間~2時間おきに部屋を訪ねて調べたことをお聞きします。
内観面接者は、カウンセリングやアドバイス等はしません。
内観のスケジュールは?
時間 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
5時 | 起床 | 起床の合図があります |
5時~5時半 | 洗面、掃除 | 自室の掃除 |
5時半~6時半 | 内観 | |
6時半~7時 | 朝食 | 室内の屏風の中で食事をします |
7時~ | 内観 | |
12時~12時半 | 昼食 | 室内の屏風の中で食事をします |
12時半~ | 内観 | |
15時半~18時 | 内観 (入浴) |
ひとりひとり、時間を指定して 入浴します |
18時~18時半 | 夕食 | 室内の屏風の中で食事をします |
18時半~21時 | 内観 | |
21時 | 消灯 | 消灯の合図があります |
食事、トイレ、入浴以外の時間は全て内観をします。 食事も一人でとります。 |
どのような心構えで参加したらいいですか?
本人がやる気で取り組まないと、内観の効果はありません。自力で自分の記憶をたどり、自力で気づきを得るものです。参加の目的は様々でも、それを得るんだという強い意志と本気の心構えで参加してください。面接者やスタッフは、それをサポートする役割です。
自分に内観があうかどうか不安です。
研修前面接を受けることができます。また、見学をすることもできます。
電話、メールで予約された上、お越しください。
治療中の病気があります。内観できますか?
病気の種類や状態によっては、内観が出来ない時期もあります。事前にご相談ください。
6泊7日も必要なのですか?
最初の1~2日はまだ慣れないこともあっていわば準備期間です。3、4日目から身も心も落ち着いてきて内観が順調に進みます。5、6日になると多くの人が反省と洞察に到達します。1週間は必要です。
(1泊2日体験内観もあります)
電話や外出はできますか?
精神集中のため、電話も外出もできません。1週間連絡が取れないことを家族や友人など必要な人に伝えたり、この間の用件は整理して来てください。
食事の希望は聞いてもらえますか?
食事量やどうしても食べられないものについては、対応可能です。
運動量の少ない内観期間中なので、途中から食事量の調整をすることもできます。